【感想】人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない

先日、漫画「七つの大罪」を大人買いしたくてブックオフに立ち寄りました。

※情けない話ですが、今とても金欠で新品で大人買いが出来ないのです。

 

目的であった同書は人気があるのかバラ売りでも一冊も見つける事が出来ず、

仕方なしに適当に店内をうろついていたところ、「人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない」という本に出会いました。

丁度転職活動中であったり、趣味の生活でもあまり周囲の反応が芳しくない事にガックリしていた事もあり、そのタイトルに惹かれるように本を手に取り数ページ読んでレジへ持っていきました。

 

ビジネス・自己啓発的な本を自分で購入したり読む事というのは今まで避けていたので、少しの緊張と、著者に一切お金が入らない方法でこの類の書籍を買う事への罪悪感を感じながら帰路につき、今日時間を見つけて読破いたしましたので熱いうちに感想と自身の考えをまとめるべくこうしてブログの記事編集ページを開きました。

本書の中でネットへの誹謗中傷についても書かれていたのですが、あくまでこれは感想であり個人を批判するものでは一切ございません。感想や考察をする訓練の一環で、日記にも近いものです。個人の見解によるものなので、違和感などあったらすみません。

 

(なお、感想ではありませんが)私は26歳の女性であり、著者の1人である藤田社長が最年少26歳で上場したのを本書で知り、その事実に読書中意識が一瞬離れ前のめり気味だった姿勢が仰け反った事を前以て告白いたします。

 

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まず、読んで最初に思った事は、「このような類の本をもっと早くから読んでおけばよかった」という事でした。

 

人生において、親しい友人や、恩師、上司同僚などと議論を交わす事や意見を頂く事は多いと思います。ですが、普通に生活している限りではこのように成功している企業家の方と深い話をする機会などなかなか得られるものではありません。

そのような点で、1300円(別途税)(更に私の場合は古本で360円)で人生やビジネスにおける考え方について(書籍なので一方的ですが)話を聞ける機会を設けたと考えたらなんて安いものだろうと考えを新たに致しました。

(個人的に、セミナーとか講演会とか自己啓発など…洗脳されるのではないかという生理的嫌悪が勝ってしまい、一くくりにしてこういった本は遠ざけていたのです。)

 

ところが、そのような気持ちで読み進めていくうちに「講演会、養成講座、人材交流会は、人をダメにする三悪である。」という項目が現れ、幻冬舎の見城さんとサイバーエージェントの藤田さんの受け取り方が分かれる内容となりました。

私は驚きました。この本をここまで読み進めていた中で、一つ一つのお言葉に勝手に叱咤され、場合によっては悩み事に対する違うアプローチを考えたりして高揚状態に陥っていたわけですが、「そこで何かを得られたと思うなら、それは自分が浅いと思ったほうがいい」という見城さんのお言葉に、脳内で座っていたお二人の講演会風座談会の椅子から転げ落ち、天井から水の入ったバケツが落ちてきたような錯覚にも陥ったわけです。本書は私にとっては脳内講演会だったのであります。

 個人的には、この項目に見城さんという方の精神力や生き方のスタイルを一番垣間見た気が致しました。

 見城さんは、この項目で「交流会の名のもとに集まり、名刺を交換したところで、そこから何が生まれるというのであろう。全くの無駄である。」とおっしゃっております。これ以前の項目「秘書にレストランを予約させるな」またその後の項目「犬も歩けば企画に当たる」の内容と合わせて、見城さんの並々ならぬ精神力と行動力を私は感じたのでありました。

また、見城さんの周りには「ギブアンドテイク」が成り立つ不特定多数の友人が居て、素晴らしい言葉と思想で励ましてくれる周囲の人間がいらっしゃる事も本書には記載されておりますが、この項目でもその気配を感じる事ができます。

世の中には「ギブアンドテイク」で切磋琢磨できる友人・知人が居ない、ルーチン化で腐っている職場にも居ない…同業者と話す機会も得にくい…という環境の人も居るのであります。そういう人にはこのような講演会や交流会などもってこいだと思うのですが、そういった困りごとを感じた事がない人が書かれた文章のように感じました。または、そういう環境におかれてもぶち壊していける根性のあるお方なのかと思います。(彼を取り巻く環境というのは努力の賜物の積み重ねかとは思いますが)

「私はこう思うんだけど」と友人と議論している時、「それは●●の視点で、●●を経験した人の考え方だね」とこのように切り返される事が時折おこるようになりました。

この項目を読んでいる時に、その時友人が感じていた感覚を私も感じたような気がします。内容については、少々違う意見もありますが、自分の足で歩けなくなりそうな時はこの項目を読んで尻を叩きたいと感じました。

 

仕事を生きがいにしたく、少々難しい道ですが転職に踏み切って退社を決意した身なので、本書は私にとても素晴らしい鞭を打ってくれました。

今日は命を捨てる日だと思って頑張ろうと思います。